
先に『女子会むけのKALDIのワインバー「HAGARE」』をアップしました。その際、KALDIについて色々調べていたら、私にとって驚くべき事実が次々判り「KALDIは半端無いな・・・」と感じたのを切っ掛けに、この記事を掲載することにしました。
ちなみに、ここでご説明する内容は私のような「ワインは美味しく飲めればOK!」派には凄くフレッシュな情報ですが、ワインに詳しい方には常識と思います。当サイトは初心者向けにつきなにとぞご容赦を・・・。
KALDIとワインの歴史(管理人調査)

1999年1月 | 株式会社オーバーシーズにて酒類の直輸入を開始。 |
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時期不明 | イタリアのワイナリー「ファレスコ」の輸入をきっかけに、現代イタリアを代表するエノロゴ(醸造家)リカルド・コタレッラ氏と知り合い、その後のプロジェクトではリカルド・コタレッラ氏に指導を仰ぐ |
2014年4月 | 北海道・余市町登町に株式会社キャメルファーム設立。その際に余市のワイン用ブドウ作り名人 藤本毅氏のブドウ畑を受け継ぐ。 |
2015年4月 | 下北沢(東京都・世田谷区)に、世界中の造り手によるこだわりのワインと料理を提供するワインバーHAGARE1号店をオープン。 |
2017年2月 | カフェやワインバーなど飲食店の運営を行う株式会社キャメルキッチンを設立。 |
2020年11月 | イギリス発のワイン専門雑誌『デキャンター』が主催する、歴史と権威ある国際ワインコンテスト「Decanter World Wine Awards 2020」で、キャメルファームワイナリー初醸造の「ピノ・ノワール プライベートリザーブ 2018」がシルバーメダルを獲得 |
生産ワインの受賞歴
歴史の中で国際コンテストの話が出てきましたので、キャメルファームのホームページで確認してみましょう。
DWWA〈デキャンターワールドワインアワード〉2021

ゴールドメダル | ピノ・ノワール プライベートリザーブ 2019 |
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シルバーメダル | ブラウフレンキッシュ プライベートリザーブ 2019 |
ブロンズメダル | キャメル ブリュット メトドトラディショナル 2015 |
ブロンズメダル | レガミ ブリュット 2019。 |
ブロンズメダル | ケルナー プライベートリザーブ 2019 |
ブロンズメダル | レガミ エクストラドライ 2019 |
IWC〈ロンドン インターナショナル ワインチャレンジ〉2020

ゴールドメダル | ピノノワール プライベートリザーブ2018 |
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ブロンズメダル | キャメル ブリュット メトドトラディショナル 2014 |
ブロンズメダル | レガミ ブリュット 2018 |
ブロンズメダル | レガミ プライベートリザーブ |
ブロンズメダル | ケルナー 2018 |
DWWA〈デキャンターワールドワインアワード〉2020
シルバーメダル | ピノ・ノワール プライベートリザーブ 2018 |
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ブロンズメダル | ケルナー 2018 |
ブロンズメダル | ケルナー プライベート リザーブ 2018 |
ブロンズメダル | レガミ ブリュット 2018 |
ブロンズメダル | レガミ プライベート リザーブ |
ブロンズメダル | キャメル ブリュット メトドトラディショナル 2014 |
その国際ワインコンテストって権威があるの?
当然そんな疑問が湧きますよね。だって、ぱっと出のキャメルファームが初ビンテージからバンバンメダルを獲得しているのですから・・・。当然そんな甘なコンテストではありません。Wikipediaの記載内容を見てみましょう。
DWWA〈デキャンターワールドワインアワード〉
イギリスの月刊ワイン雑誌「デキャンター」によって主催される国際ワインコンテストで、IWCと国際ワインコンテストのトップを争っている。長らく「IWCに次いで影響力のある」と記載されて来たが、2014年には出品数が1万5007銘柄に至り出品数は世界一のワインコンテストになった為に、世界最大のワインコンテストとも報道される]。
金賞・銀賞・銅賞を選出し、金賞受賞銘柄からリージョナル・トロフィー(regional trophy,略RT)を授与し、さらに秀でたものからインターナショナル・トロフィーを授与する。年度によって変わるが、金賞受賞銘柄がおよそ2%前後で、RTがおよそ1%である。「最も金賞を取ることが難しい世界的アワードのひとつ」とも評される
出元 Wikipedia
IWC〈ロンドン インターナショナル ワインチャレンジ〉
1984年、ロバート・ジョセフ、チャールズ・メトカーフの2人によってロンドンで開催される。元々はワインインターナショナルマガジン(現:en:Wine_&_Spirits)の企画であったが、2006年にイギリスのWilliam Reed Business Media社に売却された。
現在の審査委員長はメトカーフ、マスター・オブ・ワインのデレク・スメドレー、ティム・アトキン、Sam Harropの4人が務める。日本酒部門は山仁酒店社長の大橋健一。サイモン・フォフストラが責任者を務める。
尚、2011年より外務省はIWCの上位入賞の日本酒を在外公館用に採用している
出元 Wikipedia
どちらも何というか凄いですよね。文字通り現在の代表的なワインコンテストです。それをキャメルファームのワインが金賞を取ったんですから驚きです。ちなみに金賞をとった「ピノノワール プライベートリザーブ2018」の価格は8000円台です。私はKALDIでは安くて美味しいワインしか目が行ってなかったのでこんな大事なことを見落としていたんですね。KALDIのヘビーユーザーとしてお恥ずかしい。
じゃあ、なんでキャメルファームはそんな凄いことができたのか?言っちゃなんですが元はワインは関係ないコーヒー豆の卸です。どうもそのカギは年表に訳有り気に書かれている二人にあるようです。
リカルド・コタレッラ氏とは?

まず、リカルド・コタレッラ氏ですが、一体どんな方なのでしょうか?調べてみると凄い人でした。
リカルド・コタレッラ氏はイタリアの有名なワイナリー「ファレスコ」の経営者で、「ミスター・メルロー」と異名をとり、「魔術師」「天才」とも形容される現代イタリアを代表するエノロゴ(醸造家)の一人だそうです。
世界的なイタリアワイン・ルネッサンスの動きに大きな役割を果たし、輝かしい経歴をお持ちです。
2001年 ガンベロ・ロッソ「ベスト・ワイン・メーカー」選出
同年 ワイン・エンスージアスト誌「ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー」選出
2002年 イタリアソムリエ協会「ベストイタリアンワインメーカー」選出
2013年 イタリア醸造家協会会長就任
2015年 国際エノログ連盟会長就任
世界的に有名なロバート・パーカーに自社のメルローのファーストビンテージ「モンティアーノ1993年」を送ったところパーカーに96点と評価されたことで有名になったそうです。
今では「ファレスコ」の経営の傍ら世界各国のワイナリーへの技術指導を行っており、日本ではキャメルファームと手を組んだそうです。他にも色々有りますが、長くなるのでここまで。
藤本毅氏とは?
もう一人がキャメルファームにブドウ畑を提供したという藤本毅氏です。
キャメルファームのホームページの紹介ではこの方は元々余市でワイン用のブドウ栽培の草分けの存在だったそうです。素晴らしいブドウ畑でブドウを栽培していましたが、そろそろ後継者を探そうか、という時期にキャメルコーヒーから真剣なオファーを受け、ブドウ畑とブドウ栽培の技術を提供しているそうです。
ちなみにリカルド・コタレッラ氏が初めて藤本氏のブドウ畑を見たときに発した言葉は「この場所なら世界を目指せる」だったそうです。本当に世界でゴールドメダルを取ったのですから驚くべき慧眼と言わざるを得ないです。
[box04 title=”まとめ”]
・KALDIのワインへの情熱は半端無かった!
・世界的な醸造家の技術と日本のブドウ栽培の技術と世界を目指せる畑の育成が世界の評価につながった!
・これからもKALDIでワインを買うぞ!
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今でこそ世界に名を馳せている日本のウイスキーもスタートは国際コンテストでの優勝でした。日本のワインもこれから楽しみです。
今回の記事では肝心のワインについては書いていないので、それは後日・・・・。
では!また!
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