飲んでびっくり!飲みやすくてコクを感じるモンテスアルファのピノノアール(ちょっと地味だけど)
2023.07.29更新
是非味わうべきチリワインの代表のハイグレード🍷モンテスアルファ
今回はチリワインの代表のモンテスアルファのご紹介です。モンテスアルファを紹介するのですが、そもそも有名で人気の有る「カベルネ・ソーヴィニヨン」や「シャルドネ」じゃなくて、ピノノアールのご紹介です。これは純粋に管理人の趣味です(^^)アシカラズ
2,000円で飲める美味しいピノ・ノアールのワイン
ワインの味の変化を楽しめる繊細だけど骨太なワイン
一言で言うと正統派のピノ・ノアール
このワインを一言で言うと正統派のピノ・ノアールのワインです。ピノ・ノアールというブドウが世界中の栽培場所によって全然違う味わいを醸し出すのに対し、モンテスアルファのピノはブルゴーニュのピノの雰囲気に近いどっしりと落ち着いた香りと味を楽しむことができます。しかも、本家のブルゴーニュだと生産から5年くらい経たないと果実味が出てこなくて美味しくないのに対し、モンテスアルファの場合二年目くらいでも十分に美味しいです。
このあたりは、まずこのワインを飲んだだけではピンと来ないかもしれません。私の場合、その後でブルゴーニュルージュクラスのワインを飲んだ時に、同クラスの美味しさを感じるモンテスアルファの素晴らしさを納得しました。今回ご紹介するピノ・ノアールの他にカべルネ・ソーヴィニョン、シャルドネ、メルロー、シラーの4種類があります。どれも美味しいですし、5種類セットでの1万円弱で販売されていますので、ワインの勉強の取っ掛かりには良いかもしれません。
ワインの概要
ワイン名 | モンテスアルファ ピノノアール |
---|---|
生産国・地域 | チリ(アコンカグア) |
葡萄種類 | ピノノアール100% |
アルコール度数 | 13.5% |
グレード | D.O(上級ワイン) |
飲み頃温度 | 15〜17℃(気持ち冷やし目で) |
生産者 | Montes S.A. |
お値段 | 2,000円位 |
通販で購入されるかたはこちらからどうぞ。
モンテス社はチリワインの主役的な作り手
チリのワインと聞くとポジティブな意味で「安いワインでも美味しい!」というイメージがあります。同じチリの生産者では自転車のマークの「コノスル」は日本で買っても1000円未満とまさに安くて美味しいワインですが、モンテス社は、モンテスアルファを代表とした「プレミアムワイン」のカテゴリーを作り上げてきた生産者です。
モンテス社は1988年、チリのワインビジネスで活躍する4人の専門家が世界を目指したワイン造りを行うために創業されたチリを代表するトップワイナリーです。栽培方法から醸造方法まで徹底してこだわり、モンテス社はその年に現在のフラッグシップである「モンテスアルファ・カベルネ・ソーヴィニョン」をチリ初のプレミアムワインとしてリリースしました。その出来は素晴らしく瞬く間に世界に知れ渡り現在各国に輸出されています。
チリワインは、ただ、安いだけでは今の評価は無かったと思います。モンテスアルファを先駆けにしたプレミアムワインで評価を得て、そのセカンド、サードワインとして廉価ワインを供給する、という形になってチリワインの評価が上がったのです。
ワインの変化を是非味わって下さい
日本酒とワインの大きな違いは栓を開けてからの変化に有ります。日本酒の場合は栓の開けたてが香り、味わい共に最良で、そこから徐々に風味が落ちていく、というイメージだと思います。その為日本酒ラバーは開けたてにこだわります。
ワインの場合、抜栓したてはまだワインが開いていない状態のため、果実味が余り感じられず飲みにくいものが多いのですが、しばらく置いておくと空気中の酸素のお陰でワインが開き徐々に美味しく、香り豊かなものに代わっていきます。この変化に気がつくとワインの沼に近づきます。
1本のワインを何時間もかけてゆっくりと味わいながら、食事をし、語らう。これがワインの魅力です。一度やってみると分かりますが、驚くほど心が洗われます。
どんな料理に相性が良いか?
ピノ・ノアールはカベルネ・ソーヴィニョンと違い強烈なタンニンは有りませんから、赤ワインでも魚料理とも綺麗にマッチします。反対に強烈な味付けの料理の場合、ワインによっては料理に負けてしまうこともありますのでご注意ください。マグロのタルタル、仔羊の香草焼き、ミートソースのパスタ、きのこのクリームリゾット辺りは非常に良い相性でした。
よくワインに詳しい方から「ブドウ本来の味と香りをわかると、より一層理解が進むよ」というアドバイスを頂いて、「じゃあ何を飲めば良いんだ!」と不貞腐れていた時に私が出会ったのがモンテスアルファシリーズです。ちなみに私が初めてピノノアールのワインを「美味しい(^ ^)」と感じたのがこのワインでした。
ブドウの味を知るのに、同じチリのコノスルのレゼルバシリーズ(テーブルワイン向け)を薦める方が多いですが、正直モンテスアルファクラスを飲んだ後だと結構差があるように感じました。もちろんコノスルの上級クラスと比較したらレベルの差は感じなかったので、価格帯が違うワインでは当たり前かもしれません。
<参考記事>
ワイン苦手な人にもおすすめ「モンテス・クラシックシリーズ」シャルドネ
1級シャトーのテーブルワイン「ムートン・カデ・ソーヴィニョンブラン」
[…] 先の投稿で「モンテスアルファ・ピノノアール」をご紹介しましたが、今回の「モンテス・クラシック・シリーズ」はモンテスアルファに比べると低価格で気軽に試せるテーブルワインです。厳選された手摘みのブドウをアメリカンオーク樽で熟成して醸造されています。果実本来の美味しさを上手く引き出していますので、同じような価格帯のワインと比べ1ランクか2ランク上のワインという印象です。 […]