まずはブドウをおさえましょう

まずはブドウをおさえましょう

今回はどんなワインを飲んだら良いかわからない初心者の方が、ワインを選ぶ時の参考にブドウに着目したアドバイスをいたします。

「ぼくはイタリアのワインが好き」


突然ですが皆さんはどんなワインがお好きですか?という質問に以下のお答えの方は是非この記事をご一読ください。

わたしは白ワインが好きです
ぼくはイタリアのワインが好きです
私はブルゴーニュのワインが好きです

私の質問にこのようなお答えの方が結構いらっしゃいましたので、実はこれが普通になされている会話と思います。「白ワイン」と「イタリア」はその答えを頂いてもどんなワインが好きか全然分かりません、「ブルゴーニュ」の場合は赤か白か分かればまだイメージが湧きますが、ストレートな回答になっていないと思いです。

それはなぜか?

ワインはブドウの種類で決まります


ワインに馴染んでいる方は、そのような質問を受けたら、まずブドウの種類から入ります。ブドウの種類によってワインの味が全然違うことを知っているからです。考えてみたら同じブドウでも巨峰とデラウェア、マスカットは全然味が違いますよね?そのブドウエキスを使ってワインを作るので、ブドウによってワインの味が変わるのは当然といえば当然です。

と、簡単に言ってますが、ワイン初心者には酷な話です。学校ではブドウの種類なんて習いませんし、赤ワインか白ワインかの違い、生産国の違いくらいしかイメージは無いと思います。

ワインに使われるブドウは約100種類

じゃあ、ワインに使われるブドウを覚えたら良いんだな!?
と、気合が入ったお方・・・。それはそうですけど、ワインに使われるブドウは100種類くらい有るそうです。英単語でも100個を覚えるのは結構しんどい。ましてや味の要素も有るのでガチに勉強しないと無理です。ちなみに管理人はその半分も覚えてません。そんな怠け者でも全然ワインを毎日楽しんでいます。

まず覚えるべき6種類のブドウ

下に6種類のブドウの種類と管理人がそのブドウで作られたワインに持っているイメージをコメントした表を載せておきます。管理人のイメージは独断と偏見込みなので何卒参考程度でお願いします。

赤ワイン用ブドウ3種類

カベルネ・ソーヴィニョン渋みと酸味がしっかりしていて、甘さも感じられます。管理人が昔にボルドーのワインで沢山失敗したので、チリとかカリフォルニアな土でお手頃のワインを試して頂けると思います。ボルドーのワインは若いワインだと全然果実味を感じないので5年くらい置かれたワインを選ぶのが無難ですね。アメリカのものは若いワインでも最初から豊かな果実味を感じます。
メルロー酸味と果実味がしっかりとしていますが、カベルネ・そーヴィニョンに比べると、渋みが穏やかなので飲みやすくなります。ただ、基本的にはどっしりとしたワインです。ボルドーでは主張の激しいカベルネ・ソーヴィニョンを抑えるためにメルロー混ぜたりしています。
ピノノアールイチゴやブルーベリー的なフルーティさを持った軽やかなワインが多いです。酸味が強いので若いワインの開けたてはとても飲めたものではないケースがありますが、そのまま栓をして一晩冷蔵庫で寝かせると酸味がおとなしくなって美味しくなったりします。

白ワイン用ブドウ3種類

シャルドネブドウが取れたところで味と香りが変わるので不思議です。寒冷地で作られたワインは酸味が強くイメージは柑橘系、カリフォルニアのように温かいところのものは酸がおとなしく、桃やパイナップル、トロピカルフルーツサンドといった南国チックなワインになります。また木樽を使ったものはバターの香りがしたりします。
ソーヴィニョン・ブラン爽やかな酸味で柑橘系イメージが強いワインが多いです。基本は酸味が強いのですが、温暖な地域のワインは酸味がおとなしくなり、果実味が強くなります。
リースリングリースリングのワインは甘口〜辛口までありますが、辛口でもソーヴィニョン・ブランよりは甘さを感じるのが特徴です。甘さが無く、酸が強い白ワインが苦手な方は、こちらから試されては如何でしょう?私はよく「カクテルのようなワイン」と説明しています。

他にも世界的に栽培されているブドウは沢山ありますが、この後で生産国の視点での記事を掲載しますが、その中で国とブドウの関係を説明したいと思います。

[box05 title=”まとめ”]
ワインを整理しながら覚えるのであればブドウの種類から
ブドウの種類は沢山ありますが、まずは赤ワイン用3種類、白ワイン用3種類から
ブドウに対する管理人のイメージを参考に是非実際にワインを味わってみてください。
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