ここではワイン初心者がレストランに行って、ワインを注文するときの心構えと対策、そして準備事項についてご説明します。このことを知るだけで冷静に、自信を持って(正確には自信を持ったフリで)ワインをオーダーできるようになります。
ワイン初心者の時に誰もがぶつかる壁がこれ
ワイン初心者の時に誰もがぶつかる壁がこれです。ソムリエがワインリストを持ってきて「どのようなワインに致しましょうか?」と言ってきた時の硬直感、もちろん私も経験あります。
ワインリスト見てもさっぱりわからないし、そもそも値段以外にソムリエに希望を出しようはないし(泣)お任せした時に高いワインを提案された場合、断り辛い(^◇^;)
特に頑張って彼女をレストランに連れ出した男性がよく直面する場面だと思います。これが年配のご婦人辺りですと「あら、私よく分からないからソムリエさんにお任せするわ(^^)v」で片付くのですが誰もがそうはいかないですよねd( ̄  ̄)
好きなワインを一つか二つ用意する
そうならない為に、好きなワインを一つか二つ用意されることをご提案します。具体的なワイン名がベストですが、オーパスワンとかブルゴーニュの高価なワインの名前を出しちゃうとソムリエも気合が入って高価なワインを薦めたりするので、無難なのは葡萄の種類と地域で話をするのが良いと思います。例えば次のような感じです。
(客)「私はドイツのリースリングやオーストラリアのシラーを飲んだ時に美味しいと思ったんですけど、この料理に合いますか?」
そうするとソムリエは次のように返すと思います。
(ソ)「この料理ならオーストラリアのシラーで良いですね、ただ、同じようなスペインのワインならお手頃な価格でお出しできますが、いかがでしょう?」
(ソ)「それらはちょっと合わないですね、こちらはチリのマルベックというブドウがメインのワインですが、こちらの方がよろしいかと思います」
フランスのボルドーとかブルゴーニュのワインでレストランに有るワインは高価なものが多いので、チリ、スペイン、イタリア、オーストラリア、ドイツあたりが無難です。南アフリカとかニュージーランド、ハンガリーとか言ってしまうと逆にワインに詳しいと思われちゃいます。
葡萄の種類もカベルネソーヴィニヨン、ピノノアール、シラー、シャルドネ、ソーヴィニヨンブランといった主流の種類が無難です。そこで大事なのは、どんなワインでも構いませんので、ご自身で実際に飲んで「美味しい!」と思ったワインであることが重要です。
今更テイスティングする時間はない方は?
この文章を読んでいる貴女が明日にレストランを予約していて、今更テイスティングする時間はないわ!という場合は以下で如何でしょう?
貴女「ワインは薦められたものを飲んでばかりなので、よく分からないんです。私たちが頼んだお料理に合うリーズナブルなワインを提案して頂けると嬉しいです(^^)」
まさに若い女性だけに通用する戦略です。男がこれをやっても冷たい目で見られるだけです。私がお示しできるのはここまで、後は・・・・頑張って下さい!
- 事前にテイスティングして好きなワインを一つか二つ作っておきましょう
- ワインの説明は葡萄の種類と生産国でOK
- テイスティングをしている暇がないなら、にっこり笑ってソムリエに丸投げしましょう(女性のみ)
コメント一覧
[…] 前に(初心者向け)ソムリエに対してのワインの注文の仕方という記事で自分の好みのワインを探しましょう!とご提案しました。じゃあ「探そうか!」といっても、いきなりワインショップに行って手あたり次第ワインを買って来て味見をする、という訳にはいきませんので(肝臓的にも、金銭的にも)レストランやバーのグラスワインを活用することになります。 […]
[…] それから、今回はよせば良いのに格好つけて全部お任せペアリングをお願いしてしまったのですが、コースとセットのペアリングは予算的にはやめておいた方が良いかもしれません。それよりはアラカルトでメニューを選んでソムリエにワインを合わせてもらう方が賢いオーダーの仕方と思います。このあたりの感じについては初心者向けのソムリエへのワインの注文の仕方をご一読下さい。 […]